3Nov
こんにちは
シグマ茨木校
教室長の大野です。
突然ですが、
国語や英語の問題を解くときに、
下線部付近だけ読んで解くことが
癖になってしまっている人はいませんか?
この解き方は絶対にダメです。
ケアレスミスも誘発しやすくなります。
自分のためにも、
そんな読み方は今日からやめましょう!!
テスト本番中に、
どうしても時間が足りなくて、
苦肉の策で、下線部付近だけ読んで何とか答えを埋めました。
100歩譲ってこのケースは仕方がないと思いますが、
テスト本番でもないタイミング(宿題や授業中の長文演習など)で、
国語の文章や英語の長文を
つまみ食いのように
読んで解くなんてありえません。
その解き方の一番のリスクは、
読まないことが当たり前になってしまうということ。
全部を読まないことが当たり前になった人は、
文章の流れから
次の展開を予測する力も育ちにくいし、
文章を速く処理する力も育たない。
読解スピードは文章量が増える
中3の実力テストになると大きく影響が出てきます。
中2までは時間内に解けていたのに、中3になったらテストの時間が足りなくなった…
というのはよくある話(特に英語)。
中1、中2の頃からつまみ食いのような読み方が
癖になってしまっていた人に多い傾向です。
この読み方をしている人は、
全部を読まずに問題を解いて、
時間内にすべてを解き終えた
気分になっていただけということです。
実は中2の頃から
時間は足りていなかったんですね。
そんなこと言われても・・・
全部読んでいたら間に合いません!
そんなことをいう人がいるが、
ハッキリ言おう。
全部読んでいたら間に合わないというのは、
そのテストを解き切るだけの力が足りてないんです。
力の足りていない自分を認めましょう。
足りてないのです、
文章を速く処理する力が。
足りてないのです、
語彙が。
国語でも英語でも、この言葉(単語)って
「どういう意味?何て読むん?」
そういうのにいちいち引っかかってたら、とても間に合いません。
日頃からどうやったら速くなるかを
考えて勉強しないといけません。
解くスピード・読解スピードというのは厄介なもので、
本人に『速くなりたい。』という意志がなければ、なかなか育ちません。
仮に今、同じレベルの二人の受験生がいたとします。
10月も中頃にさしかかり、
入試本番まであと5ヵ月を切った時期。
一人は、
全部読むのなんて無理だ、面倒だ。と諦め、つまみ食い読みを続ける。
この解き方をしている人は、
設問に関係ない箇所にある知らない単語や文の意味を
自分で調べたり考えたりすることはないでしょう。
もう一人は、今は時間内には解き切れないけど、
読む速度が上がるように語彙を増やしたり、毎日長文(文章)を読んで力をつけようと努力をする。
5ヵ月後、後者の方が力がついているのは明らかでしょう。
国語も英語も高校入試がゴールじゃない。
高校入学後の方が内容の濃い勉強をします。
中学レベルの文章ぐらいスラスラ読めるようになって、
受験を迎えれるよう最大限の努力をしておこう。
中学生の間に自分の可能性を潰す勉強はしちゃダメだ。
特に受験期はたくさん勉強をします。
間違えた勉強を繰り返して、悪い癖をつくってはいけません。
※最後に一つだけ補足をしておくと。
唯一、本文を読まずに解いてよいのは、
定期テスト!
教科書と全く同じ文章をテスト中に隅から隅まで読まないと
解けないようなテスト勉強の仕方じゃ、高得点はとれません。
ちゃんと勉強していれば「読み解く」というより
「見つける」のが定期テストです。