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池田校マネージャーの長谷川です。

久しぶりに「学力向上の方程式」の話題です。

図は、インターネット上で、

ちょっと自慢げに流れてくる画像をマネしたものです。

2ケタ×2ケタの掛け算です。

数をケタごとに線で表し、交点の数が各位の掛け算の答え、

あとはそれを足す、という方法です。

これに似た工夫として、斜めに罫線を引いて、

計算をしてそれぞれのマスに入れる、という方法もあるようです。

なんて事はない?

そんな手間かけるほどのことはない?

その通りです。

でも、これを見ていて思ったのです。

34×23の計算の例でいうと、こんな筆算をする人が多いでしょう。

   34
  × 23
__102
_+68
_  782

繰り上がりが少ないので、あまりミスする人はいないと思います。

では、「48×67」ならどうでしょう。8×7=56、

5を小さく書くか、左手を広げて「5」をつくって、

4×7=28に小さく書いた5を足して…ミスしそうですね。

では、こう書いてみたらどうでしょう。

   48
__
×67
___56
__
28
__48
+24
3216

「48×7」、「48×60」を、

一行で書こうとするから間違えるのではないか。

分けて書いたほうが脳に対するストレスも

ミスする可能性も少なくなります。

難問というほどではないですが、大デカルトの教え

難問は分割せよ」が、ここにも活かせるのではないか。

春の日の日曜日、そんなことを思ったのでした。

なお、中学3年生が春に習う(a+b)2なんて計算でも同じことです。

乗法公式なんて堅苦しく考えなくても

(まあ、これは後に因数分解がくるので仕方が無い面もありますが)

縦に並べて筆算すればええやん、

と自分自身が中学1年生の頃から40年近く思い続けています。

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