15Nov
こんにちは!
個別指導シグマ石橋校、教室長の木下です。
「うちの子、ケアレスミスが多いんです・・・」
「テストの見直ししたらケアレスミスがほとんどやった・・・」
というような言葉が、
塾では星の数、砂の数ほどに繰り返されています。
ケアレスミスが起こる理由はたくさんありますが、
そういうお子さんの勉強する姿を見ていて目につくことがひとつあります。
「・・・君も左利きか!」
もちろん、右利きならばケアレスミスは起こらない、というわけではありません。
しかし、「ケアレスミスが直らない」と言っている子が計算する様子を見ていると、
その理由の「一部」が「左利き」にある「かもしれない」ということを
「本人が気がついているかどうか」ということはとても重要だと感じます。
これが、右利きの場合。
これが、左利きの場合です。
見比べて、気づくことはありませんか?
・・・そう、左利きの場合
「書いた文字を手で隠しながら進んでしまう」ということ。
右利き・左利きに関わらず、ケアレスミスが多い生徒さんは、
「次を書くことにばかり夢中になって、
書いたことを確認していない」ということが理由の一つに挙げられます。
先生たちであれば、計算にしろ、英語のスペルにしろ、
「見直す」というまでの意識ではなくても、
自分の書いたものを「なんとなく目に入れる」
「無意識のうちにチェックする」ということと、
「先を書き進める」ということを、同時に行っています。
左手で書いた文字を隠している場合は、
「チェックする」という意識を遮断してしまっている可能性があるのです。
じゃあ左利きの人は勉強ができるようにならないのか、というと
決してそうではありません。
シグマの先生たちの中にも、左利きの人はたくさんいます。
左手を使うと直感・ひらめきをつかさどる右脳が活性化し、
右手を使うと記憶・言語認識をつかさどる左脳が活性化すると言われ、
「左利きはかっこいい!」という印象を持っている子供たちも多いです。
また「多様性」の時代ということ、
左利き用の道具も増えてきていることなどからも、
左利きを無理に矯正してしまうことは、現代ではほとんど行われていません。
右利きにしろ、左利きにしろ、
重要なことは「ミスをしてしまう原因は何か考えること」
「自分の癖を知り、対策を講じる」ことです。
左利きの人は、一行書いたらパッと手を上げて、
書いた文字を一度「目に入れる」ということを
癖づけてみてください。
一つの理由に気がついたら、
ほかの理由にも気がついていける第1歩です!
そして、ケアレスミスをなくすために一番重要なことは、
「どうしても正解したい、点数を取りたい」という執着心、集中力です。
これは、単なる「計算力・語彙力」といったことではありません。
目標を持ち、憧れ、自己鍛錬をする・・・
目標達成のために多くの時間と労力を費やしたという自信・・・
そういった「人としての」「精神的な」成長があって初めて、
本当の学力は伸びていくのです。