2Sep
みなさん、こんにちは。
今回は、「コンピュータ~ハードウェアとソフトウェアの概要~」について書いていきます。
この内容は、コンピュータ、一般にいうパソコンに関する部品やシステムの概要の説明となります。どの部品がどんな役割を担っているのか、そしてその名称の紹介となります。
聞き馴染みのある単語も多いかと思います。それでは、内容に入っていきましょう。
ハードウェアとソフトウェア
ハードウェアは、機器自体のことを指し、有形のものです。
ソフトウェアは、ハードウェアに保存されるプログラムを指し、そのもの自体に実体はなく、ハードウェアに読み書きすることで使用します。
よって、コンピュータは、ハードウェアとソフトウェアの相互関係によって成り立っており、どちらかが正常に作動しなければいけません。一概に「パソコンが壊れた」、「調子が悪い」と言っても、ハードウェア的な問題なのか、ソフトウェア的な問題なのかによって、その対応も異なります。そのため、故障探求においてはこれらの切り分けを正確に行う必要があります。
ハードウェア編
「入力装置」とは、キーボードやマウスなどのデータや命令を入力する装置です。
「出力装置」とは、ディスプレイやプリンタなどの処理結果を表示する装置です。
スマートフォンなどに用いられる、タッチディスプレイは、一般に相互の機能をもったものと言えるでしょう。
「中央演算処理装置」とは、演算装置と制御装置をまとめて指すもので、CPUともいいます。コンピュータの頭脳とよく言われる部分です。
「主記憶装置」とは、実行するプログラムを一時的に記憶する装置で、一般にメモリと呼ばれます。
「補助記憶装置」とは、プログラムやデータを継続的に記憶する装置です。
同世代のモデルにおいて、主記憶装置と比較して、アクセス速度は遅いですが、安価で大容量です。
近年では、SSD(Solod State Drive)が多くなってきていますが、HDD(Hard Disk Drive)も多く使用されています。
特に近年では、より読み書き速度の速いSSDが主流になったため、費用面において、大容量のデータを保存する用途でHDDが使われることが多くなりました。
今後さらに技術が発展することで、SSDも容量の増大、速度向上と共に、価格が下がっていき、大容量の画像・音声データなども気軽にSSDに保存できるようになるかと思います。
特に直近では、M.2 SSDが用いられることが多くなりました。
NVMe接続、SATA接続、そして今では見かけることの少ないIDE接続やSCSI接続など、その種別によって接続方式も様々です。
ソフトウェア編
オペレーティングシステム(OS)は、基本的なソフトウェアの1つであり、コンピュータを動かすための機能を持ちます。代表的な例は、MicrosoftのWindows、AppleのOS XやiOS、GoogleのAndroid、UNIX系のLINUXあたりではないでしょうか。※LINUXの括りが大きいですが、お許しください…
このOSは、「タスク管理」「記憶(メモリ)管理」「入出力管理」「ファイル管理」「資源(リソース)管理」「ユーザ管理」の6つの主な機能をもっています。
「デバイスドライバ」とは、特定のハードウェアを使用する際に、そのハードウェアを適切に使用するためのソフトウェアです。
さて、ここまでの説明は問題なさそうでしょうか。
残り5つの言葉を紹介して、本日は終了です。
・キャッシュメモリ
CPUと主記憶装置の間に配置されている、小容量で高速な記憶装置のことです。
CPU側から1次、2次、3次…となります。
計算の項目で出てくるものなので、存在はきちんと覚えておきましょう。
・クロック信号
電子回路同士が信号を送受信するタイミングを合わせる(同期させる)ための周期的な信号のことです。
・クロック周波数
1秒間のクロック信号の回数を指します。
・ファイル
ユーザがプログラムやデータを補助記憶装置に保存するときの形式のことです。
・ディレクトリ(フォルダ)
ファイルを整理して保存するためのもののことです。
厳密には、ディレクトリとフォルダの相違点もありますが、一般的には同じものを指すので、今回はまとめさせてください。
CUIではディレクトリと呼ばれ、GUIではフォルダと呼ばれるという漠然とした解釈で大丈夫です。
今日は、ここまでです。
次回は、「デジタルとアナログ part.1」を書いていきます。