2Oct
みなさん、こんにちは。
今日の情報Ⅰの内容は、「文字コードと論理回路」です。
今日の内容では、情報Ⅰの内容より少し深堀りした内容についても触れていきたいと思います。区別して記載しますので、単に情報Ⅰの内容だけを知りたい方はその部分は読み飛ばしていただければと思います。
さて、コンピュータで文字を利用する時に用いられるものが「文字コード」と呼ばれるものです。文字や記号を2進数で表すために取り決めを行ったものです。この文字コードには、さまざまな種類が存在します。種類を細かく覚える必要まではないかもしれませんが、「JISコード」「シフトJISコード」「EUC」「UTF-8」は、その一例です。この4種類は16ビット以上で表される文字コードです。この中でも「UTF-8」はさまざまな言語の文字を取り扱えるUnicodeの一種です。
さて、少し情報Ⅰの内容なら離れます。
Unicodeは文字コードの業界標準規格であり、微細な差異がある文字でも本質的に同じものであれば、1つの番号に割り当てを行っています。各国・各メーカーのバラバラだった文字コードの統合を図った規格です。
今現在では、文字符号化形式として、3種類が定められており、「UTF-8」「UTF-16」「UTF-32」となっています。
さらに文字符号化方式によって細分化され、7種類が定められています。
ぜひ、興味のある方はもっと調べてみてくださいね。
情報Ⅰの内容に戻りましょう。
近年では少なくなりましたが、「文字化け」という現象をご存じでしょうか。今の中学生・高校生には、馴染みが薄いかもしれませんが、20代以上の方であれば2010年代あたりまでは、よく見かけていたのではないでしょうか。
「文字化け」とは、文字コードが違うことによって、本来の文字とは違う文字が表示されることです。特にコンピュータが壊れたとかそういう問題ではないのでご安心ください。
次は、「論理回路」についてです。
論理回路とは、演算や制御を行う回路のことです。これだけ言われてもイメージが持ちにくいかと思います。
論理回路の記号とその特性について、知っておきましょう。
まずは、情報Ⅰの教科書に出てくる、3種類についてです。
このように、それぞれ入力に応じて、出力結果が異なります。
これらを組み合わせて、制御装置を作っていきます。
例えば、駐車場で満車を表示する場合には、各駐車マスにセンサを置きます。このセンサは駐車車両がいる場合に「1」を出力する特性を有したとします。
すべての駐車マスのセンサからAND回路に接続したとき、すべての入力が「1」になったときに、「1」を出力します。
よって、回路全体での信号が「0」であるときには「空車」の表示を「1」であるときに「満車」の表示をすることができますね。
この内容はかなり割愛しているので、これだけで理解というのは難しいかもしれませんが、日常の事例について是非考えてみてください。
先程の「AND回路とNOT回路」を組み合わせた「NAND回路」、「OR回路とNOT回路」を組み合わせた「NOR回路」も知っておくと良いでしょう。
これらによって、メモリの仕組みを知ることもできます!
いつか、その内容についても触れますので、今回は導入編としました。
本日は、ここまで。
次回は「音・色のデジタル化とデータの圧縮」です。