16Nov
みなさん、こんにちは。
今回は、「データベースと情報システム」についてです。
この内容は用語の説明が多い箇所になるので、覚えることが多いです。
「構造化されたデータ」とは、情報を一定の形式で表現したものを指します。
ソフトウェアで扱うときはもちろん、自分で何か調べ物をするときにも、一定の基準で整理することが大切ですよね。
「データベース」とは、データを集めて蓄積したものです。
「データモデル」とは、定められた項目や分類の方法に従ってデータを蓄積する、整理の方法です。
「データベースソフトウェア」によって、データは蓄積され、そのデータを操作することができます。
ネットワークを通じて、複数の人が共有できるデータベースを管理するコンピュータを「データベースサーバ」といいます。このように、同時に複数の利用者がアクセスするデータベースを作成・管理するために「データベース管理システム(DBMS)」を使います。このシステムには、下記のような機能が求められます。
・データ資源管理機能
データの意味・種類・記録場所などの情報を定義し、保管する機能
・整合性制約機能
データベースへの操作が正しく行われていることを保証する機能
・セキュリティ機能
データの性質や重要度に応じて、ユーザに対して操作を許可・制限する機能。
・トランザクション管理機能
同時に複数の利用者がデータベースの内容を変更しようとしたとき、2人目以降の操作を制限する機能
※トランザクション:データベースの更新を行う一連の処理のこと
※トランザクション管理:システムに矛盾が生じないように制御すること
※ロールバック処理:更新中に異常が起きたとき、更新処理をキャンセルする処理
さて、みなさん「バックアップ」という言葉は聞いたことがありますね。
データを複製しておくことによって、一方のデータが損失しても大丈夫なようにするものですね。
そのバックアップにも種類があります。
「フルバックアップ」は、すべてのデータを複製するもので
「差分バックアップ」は、変更箇所のみを保存するものです。
また、ディスクミラーリングと呼ばれる、同じデータを複数のディスクに保存することで、データの破損に備える場合もあります。
近年では、「クラウド」という言葉が浸透してきたように、ネットワークに接続することでリアルタイムに複数のユーザが同じデータベースを利用・管理できるようになってきました。
「情報システム」とは、ネットワークに接続し、情報を収集・処理・蓄積・伝達して活用するシステムです。
POSシステムやネットショッピング、金融情報システム、ポイント管理システムなど様々な情報システムがあり、今では身近に利用されています。
次回は、「データの分析 part.1」です。