10Aug
みなさん、こんにちは。
シグマでは、8月11日~17日の間はお盆休みとなります。
各種のお問い合わせ等への対応は、18日以降に順次行います。
今回は、既にお盆休みに入っている方もいるかと思いますが、長期連休になると世間でも話題となる、事故についてです。
まず事故の3要素と聞いて、何かが思いつきますか。
この要素が単独、若しくは複合的に働いた結果が事故へとつながります。
この3要素は、
・人的要因
・物的要因
・環境的要因
の3つです。
例を挙げてみてみましょう。
さて、この暑い時期、漫然運転と呼ばれる運転が原因となる事故も多くなります。
これは、夏の暑さによって注意力が散漫になったり、エアコンの内気循環によって二酸化炭素濃度が上がることによって眠気が強くなったり、集中力が低下することで発生する、
運転に集中していると思っているが、集中できていないという状態のことです。
スマートフォンを使用しながらの運転などでは、明らかに運転に集中できていないということがわかりますが、
漫然運転はそのようなものとはまた異なるものとなります。
漫然運転が原因の事故であれば、3要素の何に該当するのか、漫然運転の原因にもよりますが、
夏のこの時期であれば、暑さという環境的要因と
認識力が低下している人的要因の複合的な要因で事故が発生します。
特に交通事故の大半は、人的要因が直接的または間接的に影響しており、その人的要因を解消することで
多くの事故の発生を防止できます。
交通事故は、この3要素が大きく影響し、
水難事故は、物的要素の影響は多くはありませんが、人的要因と環境的要因が原因で発生することが多いです。
もちろん、それぞれに対応策は存在しますが、すべての対策を講じることが現実的とは限りません。
特に環境的要因は避けられずして発生するものもあり、これを完全に除外することは難しいのです。
物的要因については、そのものを点検・整備することによって、予防を行うことはできますが、
環境的要因・人的要因によって破壊されること、また機械的な故障が発生することを0にすることは困難です。
ただし、この環境的要因・物的要因も個人で行える対策は行っておいた方が良いことは確かです。
具体的な内容は後述します。
ここで、一番に対策をするべきが人的要因です。
事故防止のために個人で出来る内容としては、ここを対策することが現実的と言われています。
認識・判断・動作または操作に関して正確に行える状況にあるかということが大切です。
落ち着いて、今の状況を正確に認識し、
最善の判断をし、
正しい動作や操作をすることによって、事故は軽減することができるという考えです。
疲れていたら休む、眠くなったら寝る、浮かれた気持ちで運転をしない、焦った行動をしない と挙げればキリがなく、
また「それは理想だ」と考える方もいるでしょう。
もちろん、机上での理想論であるということも含めて考えてほしいと個人的には思っています。
多少無理をしなければならない時もあると思いますし、
焦る状況や喜びのあまり浮かれることもあるでしょう。
それらの自分の意識を理解した上で自己決定の判断を正確に行えるように心がけることが現実的に大切なことです。
自分自身も、周囲の人も、
命も、お金も、 大切です。
少しでも事故で失うことがないように気をつけていきたいですね。
さて、先程話を飛ばしました、物的要因・環境的要因の個人レベルの対策についてです。
環境的要因については、正直、個人での対策となるとかなり少なくなりますし、現実味がないものも含まれます。
真っ先に挙げられることは、事故のリスクが相対的に上がっている天候での行動を控えるということでしょうか。
天候が悪く、大雨・強風のときに行動を控えるというものです。
物的要因に関しては、事故の種類によっても異なります。
交通事故に関しての話をすると、
車両的要因となる原因は、整備関連・車両特性などになります。
車両特性については、改造を行わない限りは開発での仕様となるため、整備に関する内容が個人で行うことが出来る対策です。
車や自転車であれば、ブレーキの効き具合(ブレーキフルードやブレーキワイヤー、ブレーキパッド・ブレーキシューの状態・残量の確認)や
タイヤの空気圧、残溝の確認などがもっとも身近でしょう。
事故防止、そして事故被害軽減のためには運動エネルギーを少しでも小さくすることが大切です。
動かすためのものより、止めるためのものを重要視して日常的に点検を行いましょう。
といことで今日は勉強に関することではなく、雑談となりました。
詳しく・正確に知りたい方は、運輸安全委員会などのサイトで調べてみてください。
みなさん、充実した夏休みをお過ごしください。
ご安全に!