4Jun

こんにちわ
個別指導シグマ千里丘校の 小島です。
「読解力」という言葉があります。
さて、どういう意味の言葉でしょうか。
文字の意味だけを取れば、「読んで理解する力」といったところです。
しかしこの「理解する」という言葉は、実に深い意味を持っています。
例えば、下の文章を「理解」できますか?
「私の妹は美人で、勉強もよくできるんだけどなぁ。」
文字通り意味を取れば、「妹=美人」「妹=勉強ができる」ですね。
でもそれだけの情報しか頭に浮かばないようでは、理解しているとは言えません。
この文章から、他にどんな意味合いが読み取れるでしょうか?
また、この文章の先にどんな内容の文章が来ると推測できますか?
「~だけど」という表現で書かれています。
読解力のある人は無意識に、この文章が意味する本当の言いたいことを推測します。
例えば、
「妹は、運動は苦手なのかもしれないな。」
「妹は意外にモテないのかもしれないな。」
「妹は性格が悪いのかもしれないな。」
「姉の自分は美人ではなく、勉強もあまりできないのかもしれないな。」
…などなど。
こういうことが自然と頭に浮かぶ人は、読解力があると言えます。
言葉の裏の意味を考えることができているからです。
つまり読解力とは「結局は何が言いたいのか」を見抜く力のことです。
学校で習う小難しい国語の文章も、こういった視点で読むと見え方が変わります。
例えば次のような文章。
「しかし、単に物事をたくさん知っているというだけでは、まだ教養とは言えません。」
文字通りだと「物事をたくさん知っている≠教養」ですね。
それに加えて、どういうことを頭に浮かべることができるでしょう
「物事をたくさん知ることは、必要ではあるようだな。」
「教養とは、知識の量だけでなくそれ以外の要素も必要になるみたいだな。」
「物事をたくさん知ることに加えて、何をすることが教養と言えるのだろう?」
こんな風に考えて読むと、この先の文章の内容が気になってきませんか?
結局は何が言いたんだこの筆者は!?と考えることが大切です。
そうやって自主的に文章を追っていくことで、より内容理解が深まりやすくなります。
本文に書かれてないことも含めて「読む」チカラが読解力の要素の一つです。
でも読解力って、日常的に誰でも働かせているものですよね。
表情から相手の感情を推測したり、
相手から遠まわし言われたことの真意を考えたり、
「場の空気を読む」なんてのも読解力を無意識に働かせる機会の一つです。
日常的に出来ているなら、国語のテストでもできるはずですね!
国語が苦手、文章を理解するのが苦手、と感じている人は、
「結局はこの筆者は何を言いたいんやー!?!?」と考えるクセをつけてみてください。
言いたい内容は必ず本文に書いてあります。
それを見抜く力が問われるのが、国語の試験なのです。
【住所】
摂津市千里丘1-13-27 3F
【授業時間】
月曜日~土曜日 16:55~21:45
授業①:16:55~18:25 授業②:18:35~20:05
授業③:20:15~21:45
【対象】
未就学児・小学生・中学生・高校生・既卒生
【教室へのお問合せは】
http://www.k-sigma.net/contact/index.html
②当塾までお電話ください
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