1Dec
こんにちは!
個別指導シグマ、ブログ担当です☆
「英語が苦手な中高生が増えた」という問題が、
あちこちで取り上げられていること、ご存じですか?
2021年に学習指導要領が大幅改定されて以降、
質・量ともに学校での英語指導は混乱を極め、
ついていけない生徒さんが続出しています。
また、高校・大学入試で英検取得者への優遇措置が拡大したことで、
早くから英検取得を目指す生徒さんが増えてきているため、
そうでない生徒さんとの格差は拡大する一方です。
中学英語がなぜ難しくなってしまったのか理解し、
その問題点をカバーする学習を、早くからスタートすることが必要です。
POINT➀ 3年間で扱う英単語が約1.5倍に!
中学校で扱う英語の単語数が、これまでの約1,200語から約1600~1800語と
大幅に増えました。
小学生でも600~700語の英単語が必修とされていますが、この扱い方も問題です。
小学校では単語を「覚える・書く」ことは指導しない、とされているにもかかわらず、
中学校に入るとこれらの単語はすでに習ったものとして、
授業・教科書で説明されることがありません。
そして、「単語のスペルを覚えられない」
「何を話しているのか分からない」という生徒さんが
続出してしまいます。
習う量が増えた分だけ授業のペースも速く、
基礎のフォローをしてもらえることはありません。
「アルファベットすら怪しい…」という状態で中学に入ってしまったら、
もう初回の授業からつまずいてしまいます。
POINT② 文法事項が前倒し!しかし教科書では説明されない!
「現在完了進行形」「仮定法」など、
抽象度の高い表現はこれまで高校で習うことになっていました。
高校生でも苦労しているこれらの内容が、
現在では中学校課程へ前倒しになっています。
しかし、現在の教科書では文法を体系立てて習うことがなく、
「挨拶と自己紹介」などの「シチュエーション重視」で作成されています。
「仮定法」などの難しい表現も、会話文の中にさらっと登場してしまいますが、
生徒さんは「主語と動詞」といった基本的な決まりさえもわかっていない状態…
ということが起こってしまっています。
POINT③ 英語での授業の割合が増え、発信能力が求められています!
コミュニケーション力強化のため、中学校の英語授業では日本語を使わない
「オールイングリッシュ」での授業が目指されています。
実際の現場ではまだまだ試行錯誤の過程ですが、
対話的な活動(発表やディスカッション)が増え、
英語に不慣れ&人見知りなどの理由から、
早い段階で英語嫌いになってしまっている生徒さんが増えてしまっています。
・・・次回記事では、実際の中学校英語テストの実例をもとに、
「中学英語がヤバい?!」実態をお話していきましょう。
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