17Apr
池田校マネージャーの長谷川です。
塾では、国語の授業をする際、よく
「対比」に注目すると答の材料が見つかるよ、
ということを教えます。
文章を書く以上、作者はなにか「言いたいこと」
があります。読者に自分の考えを分かってもらおうと
様々な工夫をします。その一つが「対比」です。
ごく簡単な例でいうと、単に「日本は〇〇だ」と
言うより、「欧米では××だけど、日本は〇〇だ」
と他の地域を引き合いに出したほうが印象に残りやすい、
ということです。
問題を作る先生は、そこに受験者が気づけるか、を問います。
その「対比」の分かりやすい例が、
「伝え方が9割」という本に紹介されていたので引用します。
(コピーライティングの世界では「ギャップ法」というそうです)
No.1にならなくてもいい もともと特別なonly one
(世界に一つだけの花)
事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!!
(踊る大捜査線)
お前の為にチームがあるんじゃねえ チームの為にお前がいるんだ!!
(スラムダンク)
高く、硬い壁と、それにあたって砕ける卵があれば、私は常に卵の側に立つ
(村上春樹)
これは私の勝利ではない。あなたの勝利だ。
(オバマ大統領)
前掲書では、こうした印象的な言葉を誰でも作れるような「手順」を
説明してくれています。
英語でも「対比」が重要になることはしばしばあります。
言葉がコミュニケーションの道具である以上、
当たり前といえば当たり前なのですが。
自分でやってみると、短期間に国語の読解力がつくと思います。
詳しく知りたい方、是非シグマ池田校へ来てください。